◇ 八千代織り
昭和42年に、ふすま用として開発された織物。山崎内装工業㈱様との共同開発商品です。ふすまといえば紙製であった時代に織物を使った、大変ユニークな商品でした。紙と貼り合わせるために凹凸をなくし、なおかつ独特の模様(光沢)が出るようこだわって調整。日本人の美意識にマッチする、落ち着きのある上品な光沢を追求して完成した織物です。
紙製のものとは一味違う趣と品のある八千代織の襖は、半世紀を超えて愛され続けています。
◇ サマーちりめん
夏向けの洋服生地として開発された織物です。通常の丹後ちりめんよりも糸と糸の間隔が広く、涼やかな透け感があります。経糸も緯糸も強くよる(撚る)ことで、シャリっとした清涼感のある肌ざわりに仕上がっています。